外周の対策

塀やフェンスでシャットアウト!

住宅の塀

【塀とフェンス】

第一に、簡単に敷地内に侵入されないことが大切です。フェンスや門扉などを用いてしっかりと敷地を囲う外構工事をお勧めします。 外から見て、侵入しやすく逃げやすいという印象を与えないためにも、防犯に配慮した外構計画を立てましょう。
敷地の外周に位置する塀とフェンス、そして生垣など侵入をさえぎるものの設置が一つのポイントです。 しかし、一旦敷地内に入ってしまえば外からの人目が遮られるような設置では危険です。
高さがあって向こう側がある程度見える見通しの良いデザインや、足の引っかけるところがないような物を使用するといいでしょう。
塀やフェンスを乗り越えようとすると赤外線が反応し、警報音とライトで威嚇する機能の付いた物もあります。

【フェンス・門扉】

フェンスや門扉、或いは塀等を設ける際には、空間を区切って障壁となるのが第一ですが、見通しが悪くならないように注意して下さい。
丈夫でメッシュ構造や格子状のもの等、向こう側がある程度見える製品を選択するのがポイントです。
また、簡単に乗越えられないように、足掛かりになってしまうような構造のフェンス、横格子になっているものは避けましょう。 最近はデザイン性と防犯性が両立している製品もありますので、美観を損なう事無く防犯対策ができます。
セキュリティに配慮した高尺フェンスや先端が鋭い形をした剣先フェンスを設置することにより、一番重要な視覚的に侵入者に警戒心を与え、 フェンスを乗り越えようとする気を起こさせなくする効果が期待できます。

【生垣・植栽】

生垣や植栽を設ける際にはフェンス等と同様、ある程度外からの見通しを確保する必要があります。
生垣の高さや大きさ、位置、範囲などに注意して下さい。 植物の特性や美観の問題でどうしても死角が出来てしまう場合は、防犯カメラやセンサーライトでカバーするようにして下さい。
生垣・植栽で最も気を付けなければならないのは管理です。伸び放題になったまま放置してあると、住人の意識が低いと判断され、狙われてしまう可能性があります。
また、外構工事を施工したときほどの見通しも確保出来なくなってしまいます。
管理の手間を省くなら、ネットフェンスにツタ類という手段もあります。刈り込みなどのメンテナンスも必要なく、30cm程度のスペースがあれば充分に役目を果たせます。
生垣で場所を使うよりも花壇スペースを設けたい、という場合などにも有効なテクニックでしょう。生垣や植栽には、ヒイラギやバラ等、棘のある植物を選ぶのも効果があります。